サブスクとは、定額料金で様々な商品やサービスを利用できる仕組みのことです。音楽や動画、雑誌や漫画、食品や日用品など、さまざまなジャンルでサブスクが展開されています。サブスクには、コスパが高い、新しい発見がある、所有する必要がないなどのメリットがありますが、一方で、解約すると利用できなくなる、使いすぎてしまう、選ぶのに迷うなどのデメリットもあります。そこで、この記事では、サブスク見直しのススメ～ムダな出費を減らしてお得に利用する方法～をご紹介します。
目次
サブスク見直しの第一歩：加入しているサブスクをすべて洗い出す
サブスク見直しの第一歩は、加入しているサブスクをすべて洗い出すことです。記憶だけに頼った洗い出しはNGです。使わずに料金のみ支払っている〝放置サブスク〟は存在すら忘れているケースもあります。そうなると解約対象の網にかからず、いつまでも払い続ける羽目になります。まずは引き落としに使う口座すべてに目を通してみましょう。Excelなどで一覧リストを作っておくと、ムダなものを解約しやすくなります。
加入しているサブスクは大きく分けて以下の5つのカテゴリーに分類できます。
- 配信サービス（音楽・動画）：Spotify、LINE Music、Apple Musicなどの音楽配信サービス、Amazonプライムビデオ、TSUTAYA TV、Hulu、有料放送WOWOW、スカパーなどの動画配信サービスがあります。
- ゲームし放題サービス：Apple Arcade、PlayStation Nowなどは、登録しておけば、ゲームがし放題のサービスです。
- オンラインサロン：月額会員制のオンラインコミュニティが最近広がっています。キングコングの西野亮廣さんのサロンが有名ですね。また、勉強のためのオンラインサロンに登録したままの方もいるかもしれません。
- ネット・アプリのオプションサービス：Amazonプライム、家計簿アプリのマネーフォワード、料理サイトCOOKPADなどの有料オプションサービスもサブスクの一種です。
- 定期購入している雑誌・商品：たとえば千趣会マンスリークラブは、毎月趣味で集めたいタオルやアクセサリーが送られてきます。30代40代の女性なら一度は登録したことがあるかもしれません。こうした商品が届くサービスや、定期購読にしている雑誌などもサブスクの一種です。
これらのカテゴリーに当てはまるサブスクをすべてリストアップしましょう。その際、月額料金や契約期間、解約方法なども併せて確認しておくと便利です。
サブスク見直しの第二歩：利用状況や必要性をチェックする
サブスク見直しの第二歩は、利用状況や必要性をチェックすることです。洗い出したサブスクについて、以下のような質問に答えてみましょう。
- 最近3か月で使ったことがあるか：これだけ長い間使っていなければ、サービスを止めても困ることはないでしょう。解約候補としてマークしておきましょう。
- 元を取れているか：サブスクは毎月一定額を支払うことで利用できますが、利用頻度や目的によっては元が取れないと感じることがあります。例えば、見たい作品が少ない動画サービスや聴きたい曲が限られている音楽サービスなどです。また、無料で代替できるサービスがある場合もコスパが悪いと感じることがあります。自分の利用状況に見合った料金かどうか検討しましょう。
- 他に代わりになるサービスがあるか：同じジャンルでも内容や料金が異なるサービスがあります。例えば動画のサブスクでは、配信されている作品の数やジャンル、画質や音質、ダウンロード機能やオリジナル作品などを比較すると良いでしょう。また、月額料金や無料期間、解約方法などもチェックしましょう。音楽や雑誌や漫画のサブスクでも同様に比較することができます。自分に合ったサブスクを選ぶことで、無駄な出費を減らすことができます。
- 今後も継続して使う予定があるか：自分の趣味やライフスタイルに合わせてサブスクを選ぶことで、自分の満足度を高めることができます。例えば音楽好きなら音楽のサブスク、映画好きなら動画のサブスク、読書好きなら雑誌や漫画のサブスクなどを選ぶと良いでしょう。また、自分の生活に必要なものや便利なものをサブスクで購入することもできます。例えば食品や日用品、化粧品や衣類などです。自分の趣味やライフスタイルに合わせてサブスクを選ぶことで、今後も継続して使う予定があるかどうか判断しましょう。
これらの質問に答えてみて、自分に必要なサブスクだけに絞ることができます。また、コスパが高く、無駄な出費を抑えることもできます。
サブスク見直しの第三歩：解約や変更を行う
サブスク見直しの第三歩は、解約や変更を行うことです。利用状況や必要性をチェックした結果、解約候補や変更候補になったサブスクについて、以下のような方法で対処しましょう。
- 解約する：解約する場合は、契約期間や解約方法を確認しておきましょう。最低契約期間がある場合は、期間内に解約すると違約金がかかることがあります。また、解約方法はサービスによって異なります。例えば、ウェブサイトから解約できる場合や電話で解約しなければならない場合などです。解約方法を確認しておくと、スムーズに解約できます。
- 変更する：変更する場合は、自分の利用状況に見合ったプランやオプションに変更しましょう。例えば、見たい作品が重複している動画サービスや聴きたい曲が限られている音楽サービスなどは、一方を解約したり、無料プランにしたりすると良いでしょう。また、聴く時間が少ない音楽サービスや読む時間が少ない雑誌や漫画のサブスクなどは、ファミリープランや学割プランにしたり、ダウンロードしてオフラインで利用したりすると良いでしょう。変更することで、コスパを高めることができます。
サブスクの解約や変更を行うことで、ムダな出費を減らすことができます。また、自分のニーズに合わせてサブスクを利用することができます。
まとめ
サブスクは便利でお得な仕組みですが、自分に合わない場合は見直す必要があります。サブスク見直しの方法は、加入しているサブスクをすべて洗い出す、利用状況や必要性をチェックする、解約や変更を行うという3つのステップです。これらを実践することで、ムダな出費を減らしてお得に利用することができます。サブスクは自分に合ったものだけを選んで上手に活用しましょう。
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